3ヶ月から絵本を読もう
私の母は絵をかくのが趣味で、祖父は建築家・画家だったこともあり、
母はちょっとした絵本コレクターです。実家には今も50冊以上の絵本が大切に保管されていて、孫のために譲ってもくれません(笑)
小さい頃から絵本で育てられたせいか、私は本が大好きになり、出版社に入社し、妊娠するやいなや絵本集めに走っています。
産後2ヶ月過ぎた頃から、読み聞かせを始めました。
早すぎる?いえいえ、早すぎるなんてことはないと思いますよ。
この絵本という分野は、広大な森です。産まれたての赤ちゃんにも、レオ・レオニやムナーリの芸術、五味太郎や長新太の絵、谷川俊太郎の詩に触れさせてあげたいです。国内外の豊かな表現、日本語の美しい響きに親しむことは、親子の感性や心を豊かにしてくれることでしょう。
「3ヶ月の赤ちゃんに、どんな絵本を読むの?」
対象年齢が書いてある絵本ってありますけど、それは大人の勝手なルール作りで、意味がないことだと思います。すてきな絵や言葉に、年齢の垣根なんて必要でしょうか。
「絵本」もおもちゃや音楽の一つ、と考えて読んだらどうでしょうか。
ただ単調に読むだけでは何の反応もないのですが、
例えば「はらぺこあおむし」はCDをかけて歌いながら読んだり、最後の蝶のページは、本をぱたぱたさせて羽が動くように見せたり、
「いないいないばあ」を読んだあとに、いないいないばあを手遊びしてあげたり、
「ねないこだれだ」を、声色を色々かえて読み聞かせたり。
全部の文字を読む必要はないと思います。子どもがまだ文字を読めないことを良いことに(?)自由に好きなように読み聞かせています。
3ヶ月過ぎた頃から、子どもが目で絵本を追うようになりました。
低月齢から読めるおすすめの絵本
3ヶ月ごろの赤ちゃんって、歌や音楽、強烈な色彩にも反応し始めますよね。
そんな赤ちゃんにもおすすめの絵本がたくさんあります。
もこもこもこ
「もこ」だの「しーん」だの、擬音語のみの絵本。これが理解できるのですから、赤ちゃんは宇宙人ですね。
鮮やかな色彩が赤ちゃんの興味をひきます。つん、ぽろり、の所は、おっぱいを彷彿とさせます。文字が何もないページが1つだけあり、そこは親の腕の見せ所?かな。「もこもこもこ」の、一つ目の「こ」だけが少し上に書いてあるので、そこは少し声を高くして読みたいな。
元永氏の他の作品「ころころころ」もおすすめです。
わんわん わんわん
色んな動物が登場する。わんわん。ぶひっぶひっ。動物によって文字の大きさまで変えてあるので、小さい文字が小さく、大きい文字は大きく読んでみます。豚の「ぶひっぶひっ」は子どもがだーいすき。色彩も素晴らしいです。
ブルーナの0歳からの本
とくにこの1,2集がおすすめ。両面に絵があって、じゃばらの形もなんだかおもちゃみたいです。子どものまわりにぐるりと置いてみたら、じっと眺めています。
文字のない絵本なので、好きなように見せながら「りんごだね。おいしいなー」とか「コケッコー、にわとりさん」とかセリフをつけてもいいですね。